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【青森観光おすすめ】三内丸山遺跡が想像以上にすごかった!縄文好き必見の世界遺産体験記

三内丸山遺跡

このブログは、ふうこのバケットリスト「死ぬまでにやりたいこと100」を紹介しています。自分らしく輝き続けるために大切にしている夢や目標を、毎日の生活に彩りを添える小さな願いから大きな挑戦まで、一つずつ心を込めて実現していきます。ぜひ最後までお付き合いください。

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やりたいことリスト

ジジ(80代)ババ(70代) ママ(私:アラフィフ) 娘(高校2年生)の2023夏の記録。
  87) 別のところで住む ・  136) 親孝行:家族で北海道移住する
    を叶えます。

ジジババの北海道移住の夢を叶えるために思い切りました。ママ(私)は会社から1カ月のテレワークの許可をもらい、娘の夏休みの間、4人で釧路に一カ月短期移住するブログです。

我が家は、旅行の計画、予約はママ(私)が、留守宅の準備はジジババ(両親)で分担しました。
釧路移住の記事一覧こちら>>>2023年夏 釧路へのジジババ母娘で短期移住記事一覧

ふうこ

移動1日目の青森市内で、行ってみたかった三内丸山遺跡を訪問した記事です。

目次

移動1日目、神奈川からまずは青森市へ向けてロングドライブ開始

出発は神奈川県から。そこから釧路までは、なんと約1,000キロ以上です。一気に走るのはなかなかハードなので、3日間に分けて、ゆっくりと車での移動をしています。

その1日目の目的地は、青森市。

おおよそ750キロほどの距離を一気に北上しました。家族みんなでの長距離ドライブ。車中では、ラジオをかけたり、おやつをつまんだり、娘がプレイリストで流してくれる音楽を聴いたりしながら、思った以上に楽しい時間となりました。

ですが、この日のメインイベントは、「青森に早めに到着すること」でした。なぜなら、娘と私は行ってみたいところがあったのです。

「三内丸山遺跡に行ってみたい!」

「ママ、青森に着いたら三内丸山遺跡に行きたい」娘からその言葉を聞いたとき、私はちょっと驚きました。

縄文時代の遺跡に興味があるなんて、ちょっと渋い趣味かな? と思ったのですが、よくよく聞いてみると「中学校の歴史の授業で出てきて、すごく気になっていた」そうなのです。実は、私も三内丸山遺跡が気になっていたのです。

三内丸山遺跡は、北海道・北東北の縄文遺跡群(Jōmon Prehistoric Sites in Northern Japan)”という17の縄文遺跡をまとめた「複合遺産」の一部として、2021年7月27日世界文化遺産へ正式に登録されました。自分が学生の時には教科書には出てこなかった気がする遺跡が、世界文化遺産に登録された、ということで、めちゃくちゃ気になっていました。

しかも、三内丸山遺跡で有名なのは、あの、巨大な木の塔!あれがなにかよくわかっていないけれど、とても印象的で、「絶対に一度は見てみたい!」と思っていました。せっかく青森市に行くのだから、出来れば寄ってみたい、という娘と私の希望なのでした。

驚きの立地「青森ICからすぐそこ!」

事前に地図を見て、「青森インターチェンジからそう遠くなさそう」とは思っていました。が、実際に行ってみると、「青森ICからすぐそこ!」。青森インターチェンジを降りてすぐに三内丸山遺跡に到着しました。「えっ? もう着いたの?」と拍子抜けするくらい、アクセスが良好。高速を降りて5分くらいで着いてしまった感覚です。

駐車場も広く、すぐに遺跡の入り口が見えました。

オフィシャルのHPリンク>>>特別史跡「三内丸山遺跡」sannaimaruyama.pref.aomori.jp<<<

遺跡エリアへ「トンネルの向こうに遺跡があります」

まずは建物の中で簡単な展示を見て、そこから外へ。
「トンネルの向こうに遺跡があります」という貼り紙に導かれて歩いていくと……

\\\どどーん!!!///

三内丸山遺跡

トンネルを抜けた瞬間、目の前に広大な景色が広がりました。薄暗い通路から一歩外へ出ると、そこには緑の草原と、遠くまで見渡せる広大な空が一気に広がります。遮るものがほとんどなく、縄文の時代もきっと同じように風が吹き、同じように空が高かったのだろうと想像すると、不思議なタイムスリップ感に包まれました。さっきまで現代の建物の中にいたのに、胸の奥がふっと軽くなり、一瞬で何千年も前の世界へ踏み込んだような感覚。

そして、見えました、例の塔!思っていたより、ずっとずっと大きい! 写真で見ていたイメージでは、高床式倉庫的な高さのものかと思っていました。予想とは違って、ものすごく大きい!ほら、向こうに見える家と比べてもすごく大きい。度肝抜かれるとはこのことです。

娘が「あれだよ、あの塔!」と興奮気味に指さします。たしかに中学校の教科書で見たことがある、あの木造のやぐらのような構造物。でも、実物は写真の何倍ものインパクトでした。まるで家が3階分くらい積み重なっているような高さ。周囲にある普通の住宅と比べると、どれだけ大きいかがよくわかります。

三内丸山遺跡

実物の柱跡や復元建物に圧倒される

ずっと見たから、塔の間近まで歩み寄り、そびえ立つ大型掘立柱建物を見上げた瞬間、その迫力に圧倒されました。

三内丸山遺跡

空へ向かって真っ直ぐ伸びる太い栗の柱は、一本一本がまるで大木そのもの。時を超えて立ち続ける力強さがあり、縄文の人々がどれほどの労力と知恵を注いで造ったのかを想像すると、胸が熱くなります。風が柱の間を抜け、木の香りをほんのり運んでくるような気がして、目の前の光景がただの復元建物ではなく、遥か昔の営みそのものに重なって見えました。見上げる首が少し痛くなるほどの高さに、思わず「すごい…」と小さく声が漏れました。

言葉ではうまく表現できませんが──
「縄文時代の人々って、こんな大きな建物を作れたんだ…」という感動と驚きで、語彙力が一時的に消失してしまいました(笑)

私は知らなかったのですが、現地の説明を読むと、三内丸山遺跡の大型掘立柱建物は、地中に残された柱の痕跡をもとに分析され、忠実に復元されたものだそうです。塔の足元には、実際に掘り出された柱穴を見学できるエリアがあり、その深さや配置から櫓(やぐら)の構造が導き出されたとのこと。現代の考古学の精密さと探究心には、ただただ感心させられます。本当にすごいなぁ。

現地でその説明を知ったとき、「こんな方法で復元しているのか」と驚きました。さらに、すぐ隣の建物に入ると、その柱跡が保存・展示されており、大きく円を描く穴が地面にくっきりと残っていました。その姿を目にした瞬間、「この痕跡から、あの高さと形を割り出したのか」と思うと、感心するばかりでした。私にはただの穴にしかみえないのに。。。

三内丸山遺跡

改めて、外から見上げる巨大な木の柱は、縄文の人々の力強さと高度な技術を物語り、その姿を現代の研究と想像力、そして復元技術によってよみがえらせた人々の情熱も感じられます。何千年もの時を超えて、過去と現在の知恵と努力がここでひとつに結びついていることに、深く胸を打たれました。

そのほかにも、竪穴住居や盛土跡なども再現されていて、縄文の暮らしをリアルに感じられる空間が広がっていました。周囲にはほとんど他の観光客はいなくて、静かで、なんともいえない神秘的な時間が流れていました。「縄文感」という言葉がしっくりくる、不思議な雰囲気のなかで、のんびりと散策することができました。

ミュージアムやレストランは次回のお楽しみに

今回は夕方の遅い時間に到着したため、敷地内にあるミュージアムや発掘現場の公開、レストランなどはすでに終了していました。それが少し心残りではありますが、それでもメインの遺跡エリアをじっくりと楽しめたので満足度は高め。

次に青森を訪れるときは、時間に余裕を持って、もっとゆっくり見学したいと思いました。

家族みんなで感動「来てよかった!」

ジジもババも、三内丸山遺跡は初めての訪問。「こんな場所が日本にあったなんて知らなかったね」と口をそろえて感動していました。そして、娘の「中学校で習った場所を実際に見られてうれしい!」という満足そうな表情も印象的でした。

私自身も、こんなに心が動くとは思っていなかったので、「人生の中でもかなり上位の“驚きスポット”だったな」と実感しています。いや、もう50年近く生きてきて、なかなかこういう感覚って得られないので、貴重な体験です。

このあとは、もう少し青森市内の観光に行きます。

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