このブログは、ふうこのバケットリスト「死ぬまでにやりたいこと100」を紹介しています。自分らしく輝き続けるために大切にしている夢や目標を、毎日の生活に彩りを添える小さな願いから大きな挑戦まで、一つずつ心を込めて実現していきます。ぜひ最後までお付き合いください。
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花金の夜は、美味しいお寿司を堪能しました。

週末は、朝からババと一緒に、食料品の買い出しに出かけることにしていました。家族みんなで出かける予定の前に、まずは女性二人で必要なものを買いに出かけます。今回のお買い物リストはシンプル。「熊よけの鈴」。そして「赤肉メロン」。さらに「卵」。この三つがミッションの中心です。そこに加えて「いいものがあればついでに…」という、いつもの日常的な買い物スタイルです。

日常の買い物にジジと娘がついてくると、途端にややこしくなるので、ババと二人で出かけるのが一番さっとおわります。
まずはスーパーでメロンと卵探しから
買い物に向かったのは、頼れる存在のイオン。広い駐車場にはすでにたくさんの車が停まっていました。その中にはキャンピングカーも目立ち、旅行者らしい人たちが大きなかごに食料をどっさり入れている姿も見られます。「あぁ、旅の途中での買い出しなんだろうなぁ」と思いながら、我が家も「一時的移住の買い出し」へと合流です。
赤肉メロンとの出会い
次なるターゲットは赤肉メロン。釧路に来るときのサービスエリアで食べた赤肉メロン、昨日の回転寿司で食べた赤肉メロンに、ジジと娘がすっかり夢中になってしまったのです。その「感動の味」をたっぷり食べたい!ということでメロンを買いに来ました。
果物売り場を歩いていると、輝きを放つメロンが並んでいます。でも結構お高い。。。一度メロン売り場を通り過ぎて他の買い物をしていると、「お値打ち品売り場」があり、その中に、メロンがいくつか並んでいました。全部1980円。そしてその中に、さらにひときわ存在感のあるメロンがあります。これだけ、網目の入り方、大きさ、全体の雰囲気が、ほかのメロンと一線を画していました。メロンにい貼ってあるシールも黒と金色で、高級感があふれています。あれ?と思って。売り場のお姉さんに尋ねてみると、「そう、全部1980円。でもこのメロンだけ、贈答用から降りてきたやつだからすごくお得よ。あっちの棚に同じのが置いてあるから見てみて。絶対お得だから」と、力強い主婦の味方コメント。もう、その一言で決心しました。「絶対これを買う!」。
本当にこういうときの決断力は早いんです。普段、もっと大事な場面でその力を発揮した方がいいのかもしれませんが(笑)、赤肉メロンの前では迷いなしです。
念のため?お得感を味わうために?贈答用の棚に行ってみました。同じシールを探すと・・・。なんと。半額以下。贈答用ではなく、自宅で食べるものなので、半額はありがたい!
\高・級・品 をお得に買えた/
※価格は2023年夏※


お得に買えたものって、より一層美味しく感じてしまうのです。
鳥インフルエンザの影響が残る卵
最初に狙うは卵。釧路に来てから、驚いたことの一つです。2023年夏、釧路で買い物をしていると、卵が非常に品薄でした。その理由が、全国的に影響を与えていた「鳥インフルエンザ」です。
2022年秋から2023年春にかけて、日本各地の養鶏場で過去最大規模の高病原性鳥インフルエンザが発生しました。ニュースでは「過去最多の殺処分羽数」「卵の価格高騰」などと報じられていましたが、正直なところ、神奈川では春以降ほとんど影響を感じず、卵も普通に手に入っていました。ところが釧路では、夏になってもまだその影響が残っていたのです。
夕方、近くのスーパーやドラッグストア、コンビニを巡っても、卵の棚は空っぽ。お店の人に聞くと、「鳥インフルエンザの影響と物流の関係で、卵は朝の入荷後すぐ売り切れてしまうんです」とのこと。つまり、遅い時間に行けば手に入らないのが当たり前。このとき初めて、「ああ、釧路は首都圏と同じような感覚で生活できる街だけれど、やっぱり距離の壁と物流のタイムラグはあるんだ」と実感しました。
神奈川では普通に買える卵も、ここではタイミングを逃すと手に入らない。しかもその背景には、全国規模の鳥インフルエンザ被害がしっかりと影響している——そんな現実を目の当たりにしました。
そんな中、朝のイオンの売り場に並ぶ卵たちを見つけた瞬間、思わず心の中で「よかった」と喜びました。1家族1パックの制限がついていました。本当は2パック欲しかったのですが、仕方ない…。卵は生活の必需品なので、主婦としては「なくなると面倒だな」という気持ちが真っ先に浮かんできます。これは定期的に朝一番で来て補充するしかありませんね。
\おはよう/


北海道ならではのパンとお菓子
イオンのミッションを果たしたあとは、気になる商品をチェックします。
まず気になったのは「ザ・北海道角食」というパン。「なんかすごいね」と、買ってみました。このパンを見た娘曰く「わざわざ“ザ”を付けるっていうのは“まさにこれ!”って意味なんだよ」とのこと。つまり「北海道の角食の中の北海道角食」ということらしい。そんな解説を聞いたら、買ってよかったと自画自賛せずにはいられません。結果、大正解。ふわふわでほんのり甘みのある食パンは、あっという間になくなってしまいました。美味しくてまたリピートしたかったのですが、その後なかなか出会えず、一期一会の味となりました。
\ザ の意味に気づいたのですね/
※価格は2023年夏※


さらに、羊かんロールというお菓子を発見。ロールケーキの中に羊かんが入っているという斬新さ。神奈川ではあまり見かけない一品です。シベリアならたまに見かけますが、羊かんロールは初めて。これが意外とジジのお気に入りに。カステラと羊羹の両方好きなジジにはぴったりの組み合わせでした。北海道のお菓子文化の奥深さを実感しましたね。
\ジジのおやつにぴったり/


\釧路じゃないけど北海道産/


こうして、気になるものを次々とかごに入れていくと、気づけば結構な量に。スーパーでの買い物は、ただの生活の一部ではなく「北海道滞在を楽しむ小さなイベント」になりました。
熊よけの鈴を探して
食料品の買い出しを終えたら、次は熊よけの鈴。北海道の自然の中を歩くこともあるので、備えは必須です。イオンには売っていなかったので、ネットで調べたところ、ワークマンには鈴があって、朝から開いているということで、そちらに向かいました。
店内に入ると、登山やアウトドア用品のコーナーに鈴が並んでいました。実際に手に取って試してみると「チリーン」と澄んだ音が響きます。これならきっと山の中でもしっかり役立ってくれるはず。無事に相棒をゲットできてひと安心です。「よろしくね」と声をかけたくなるほど心強い存在になりました。
\北海道の相棒です。よろしくね。/
※価格は2023年夏※


立ち寄ったコンビニで出会った ちくわパン
自宅に帰る途中でふと目に入ったのが、セイコーマートの店先に揺れる「コーヒー」の旗。その文字に気づいた途端、コーヒーを飲みたくなり、車を止め、寄り道することにしました。セコマのポイントカードも作っていたし、準備万端です。
ちくわパンとの衝撃の出会い
店内に入り、ホットコーヒーを確認していたそのとき、ババの視線が一点に釘付けになっているのに気づきました。その視線の先にあったのは──見慣れないパン。その名も「ちくわパン」。
「え?ちくわパン?」と、思わず二度見。パンの中にちくわ?それとも、ちくわの中にパン?初めて目にしたその姿に、頭の中がハテナでいっぱいになります。そんな私をよそに、ババは自信ありげに一言。「これ、正平さんが北海道に来たとき、絶対食べるって言ってたやつだよ。」
\横向きで失礼します/
※価格は2023年夏※


どうやら、日野正平さんが自転車で全国を旅するテレビ番組で紹介された一品らしいのです。「正平さんが言うなら間違いない」──我が家の共通認識。つまり、このちくわパンは北海道の名物に違いないと確信しました。
迷うことなく、私たちの買い物かごに「ちくわパン」をと迎え入れることに。なんだか運命的な出会いのような気さえしました。いや、もしかすると、ちくわパンが私たちを呼んでいたのかもしれません。
ちくわパンのルーツを探る
帰宅後、気になってちくわパンについて調べてみました。すると驚くべきことに──
- 発祥は北海道・札幌市
- 歴史は7~8年ほどと比較的新しい
- 現在では北海道のパン屋さんで必ずといっていいほど見かける定番メニュー
まさかの「北海道グルメの新星」といった存在だったのです。たまたま立ち寄ったセイコーマートで、偶然にも道民定番の味に巡り合うことになるなんて…。北海道の食との出会いは、本当に予測不可能です。旅の醍醐味は、こういうサプライズにあるのだと改めて実感しました。
ちくわとパン、そしてツナマヨの奇跡
さて、いよいよ実食。袋から取り出したちくわパンは、見た目からしてユニーク。パンの中にすっぽりとちくわが収まり、そのちくわの穴にはツナマヨが詰められています。「まさか、ツナマヨ?」と驚きましたが、一口食べてみると納得。ちくわのプリッとした食感と、ツナマヨのまろやかさ、それを包み込むパンのふんわり感。この三位一体の組み合わせが、なぜか不思議と合うのです。
「美味しい!」思わず声が漏れました。正直、最初はちょっと疑っていました。でもごめんなさい。ちくわパンさん、あなたは本当に美味しかった。疑ってごめんなさい。と心の中で謝罪しました。
ただし、私以外の家族3人はそろってツナマヨが苦手。ジジも娘も「うーん、ちょっと一口で十分かな」という反応。結果、人生初体験を小さな一口で終え、残りは私のものに。ということで、ありがたく全部美味しくいただきました。ひとり占めできたのはちょっと得した気分です(笑)。
北海道でのお買い物の楽しさ
この日の買い物は、単なる日用品の補充にとどまらず、北海道ならではの発見がたくさんあった時間でした。珍しい商品や、地元ならではの味との出会い。そして「これお得!」という瞬間の喜び。普段の生活の中で当たり前になっている買い物も、場所が変わるだけでこんなに特別な体験になるんだなと実感します。
スーパーでのちょっとした発見や、アウトドア用品店での買い物も含めて、すべてが「北海道釧路を楽しむ時間」。つい買いすぎてしまうのは内緒ですが、それもまた旅の醍醐味、と自分に言い聞かせます。