ご飯を食べた後はしばらく景色を楽しみながら走り、どこに寄るかは特に決めていなかったので、看板を見つけた「コッタロ湿原展望台」に立ち寄りました
コッタロ湿原展望台
コッタロ湿原展望台は、自然豊かな砂利の駐車場にクルマを停めて、階段を上っていくみたいです。下調べなしで訪れる場所は、探検のワクワク感があります!駐車場から自然たっぷりの砂利道の階段を上っていきます。
\こんな道で展望台を目指す/

ゼーゼー言いながら到着して、景色の前にびっくりしました。展望台はとても静かだったのですが、実は何人か人がいました。静かだから、誰もいないと思って油断していました。確かに駐車場に車が何台か止まっていましたね。みなさま、写真をとったり、景色を眺めたり、とても穏やかな時間を過ごされていました。
そして、目の前に広がるのは圧巻の景色でした。空気がきれいで、景色が良くて、素晴らしい時間です。水面は鏡のように空を映し、周囲の草は風で波打ち、湿原全体がゆっくりと呼吸しているよう。池のような湿地にはシカとツルの姿(写真は撮れませんでしたが)もいて、自然の姿を目撃できたことに興奮して感動しました。その一瞬一瞬が、まるでドキュメンタリー番組の中のワンシーンのようで、見ているだけで時間を忘れます。。登ってよかった。
\景色がご褒美/

ジジババ(両親)は、釧路湿原には何度も来ているようですが、コッタロ湿原展望台は初めて訪れたそうです。「始めて来た!こんなところ、観光バスだと絶対に立ち寄れないね。」と、大興奮。家族で来ると、スケジュールが自由で小回りがきくところがいいですよね。
自然あふれる道と野生動物との出会い
コッタロ湿原展望台を後にして、釧路市街に向かって走る道の両側はまさに湿原です。ひざ丈?腰丈?の草原みたいなのがずっと続いていて、近くにいると地面は水気が多いように感じます。
道のすぐ近くに、川があったので湿原を堪能するために寄り道です。
\娘に「ママ、カメラの明るさ調整の仕方教えるね」 と言われた写真/

\はしゃぐジジババ/

このあと、クルマを出発させてすぐに、キツネとシカに遭遇しました。動物が見えると、家族みんな大騒ぎです。リアルサファリパーク(笑)。
シカは、何頭か集まって道端の広場で草を食べていました。写真が撮れずに残念。キツネは人慣れしているのか、私たちのクルマの横をすたすた通り過ぎ、のんびりと道路の向こうへ消えていきました。こんな距離感で野生動物が見られるなんて、本州ではなかなか味わえません。常識が変わりますね。北海道。
\クシロヘヨウコソ/

シカと遭遇した跡、娘が、小さいときに奈良に旅行に行った思い出話をし始めました。「急に近くに現れた大きなシカにびっくりした」と久しぶりに話しているのを聞いて、嬉しくなりました。きっとシカを見て思い出したのでしょうね。旅行の思い出は、普段語らなくてもしっかり記憶に残っているということですね。
細岡展望台で絶景をひとりじめ
さらに進んで、看板に導かれて細岡展望台へ立ち寄りします。
>>> 細岡展望台&ビジターズラウンジ(釧路・阿寒湖観光公式サイト)
駐車場のすぐ隣にビジターセンターがあって、中にレストランもあるのかな?とても賑わっている展望台でした。今回はビジターセンターには寄らずに、展望台だけ。ビジターセンターは次回のお楽しみです。
駐車場からちょっと上ると、展望台への入り口があります。
\ここから展望台まで平坦な道です/

コッタロ湿原展望台みたいなワイルドなところを想像していたら、ここはすぐ近くまでクルマで行けて、ほぼ平坦な道を歩くだけで湿原の絶景が楽しめます。釧路川の大きな蛇行も一望できて、「こんなに楽してこんな景色…いいの!?」と、先ほどのコッタロ湿原での階段を思い出してちょっと複雑な気持ちに(笑)。
\川が蛇行しているのもしっかり見える/

風も爽やかで、雄大な景色が眺められて最高!気軽に湿原が一望できるなんて、人気があるのがわかります。lここの展望台は西向きなので、夕日が見えそうです。「ジジは夕日の写真を撮るのが好きなので、夕陽がきれいな日を選んでまた来よう。」と思って、短期移住だけど長く釧路にいられる幸せを実感します。
巨大なラワンブキとの遭遇
函館に上陸して、主に高速道路を走ってきましたが、その途中から気になっていた大きなフキです。苫小牧あたりで初めて気づいて、そこから道端を気にすると、この大きなフキの確率が生えている確率が高かったです。
そのフキが、細岡展望台の近くにもありました。近距離で見るのは初めてなので、記念撮影しました。娘の手と並べてみると、その大きさが一目瞭然ですよね。
\トトロのやつ?としか言わない娘/

これは「ラワンブキ」という品種で、しかも食べられるのだとか。実はフキ好きの私としては、もうこれは絶対どこかで食べてみなければなりません。
どこかで売ってるのかな?道端のをとって食べていいのかな?(←きっとよくない)。スーパーで見かけたり、レストランでメニューがあったら即食べてみます。神奈川では想像できなかった楽しみがまた一つ増えました。
家族が疲れてきたので、家に向かいます
夕方には少し疲れが出てきた家族。細岡展望台のあと水門に寄りたいという話も出たのですが、16時を過ぎていたこともあり「今日はここまでにしようか」と水門はまた次回にすることに。
今日は釧路湿原をぐるっと回って展望台に立ち寄りをして、湿原の壮大さ、野生動物との出会い、美味しいお蕎麦に巨大フキ…。釧路らしさ全開の一日になりました。「まだあと何回でも来られるんだ」と思うと、胸がふわっと軽くなります。これから始まる釧路での一か月。まだまだ面白いことが待っていそうです。